緑に包まれた新首都

1999年05月07日

by OUTSIDE


畿央地域につくられる新しい首都は、全国の都市の見本となるような、緑を生かした環境にやさしい都市になります。

緑の中の新首都

新首都は、緑に包まれた日本的な美しい都市となります。

都市を建設すると聞くと、ブルドーザーが自然をすべて破壊してしまうのではないかと考えがちですが、新首都は緑を生かした美しい都市になります。国土庁の発表したイメージ図を見ても、緑の中に建物が配置されているのが分かります。土地があるので建物を高層にする必要もなく、緑に包まれた低層の建物が建てられます。

春は住宅地の裏山からウグイスのさえずりが、夏の夜は周辺の田んぼからカエルの鳴き声が聞こえてきます。秋は国会議事堂の周りをトンボが飛びまわり、冬の朝はすがすがしい空気が新首都を包み込みます。

このように、畿央地域につくられる新首都は、緑に包まれ、四季を肌で感じることのできる、美しい都市となるのです。

自然を守る

新都市は、自然破壊ではなく、自然を守り増やしながら建設が行われます。

新都市の建設に際しては、貴重な植物は最適な場所への移植が行われ、動物は捕獲して安全な場所へ移動されます。道路には、動物たちの這い出し施設や横断施設がつくられます。

新たにつくられる小川は変化に富み、メダカなどの多くの魚や植物が生息できるようになります。この地に元々ある既存種を用いて森がつくられ、木々には巣箱が設置されて、バードウォッチングを楽しむことができるようになります。昆虫もたくさん集まってくるので、子どもたちがクワガタやカブトムシを店で買うこともありません。

自然エネルギーの活用

新首都では、環境にやさしい自然エネルギーが多く活用されることになります。

現在、上野市にある三重県上野庁舎には、屋根に太陽光発電パネルが設置されています。新首都に建てられる建物の屋根には、このような太陽光発電パネルが多数設置されることになります。一般住宅の屋根にも太陽光発電パネルが設置されて、余った電力は売電が行われます。

新首都で活躍するもう一つの自然エネルギーが、風力発電です。青山高原の笠取山には、現在4基の風力発電の大風車が設置されています。この風車は東洋一の大きさで、年間約788万kwhの発電が見込まれています。専門家によると、青山高原には50〜100基以上の風車が設置可能であり、新都市の電力の多くを、風力発電によってまかなうことができます。このように、新首都を囲む山には100機以上の大風車が設置され、新首都の電力を担うことになります。


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