仏閣静寂が奏でる、遠い日の記憶

◆ 万寿寺 Manjuji Temple
当寺の前身である「徳雲山長福寺」は西大寺の末寺で、長福寺の名のある版木が残っている。その後、万寿寺と改称された。昭和11年5月6日には、本尊の延命地蔵菩薩が国の重要文化財の指定を受けた。また、同寺に安置の不動明王が平安時代末期のものであることが確認された。松尾芭蕉の菩提寺でもあり、寺内桃青殿に木造の芭蕉像がある。寺の山門傍に芭蕉の門人、卓袋の「一声はつげの在所へほととぎす」の句碑が建つ。
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◆ 霊山寺 Reizanji Temple
霊山寺の創建は古く、霊山山頂(765.8m)に平安時代〜江戸時代にかけて面積11,200uの一大寺院跡がある。奥之院には聖観世音菩薩(しょうかんぜおんぼさつ)(延宝3年〈1675年〉)を安置し、石造台座には永仁3年(1295年)5月10日の銘がある。霊山寺はその後、霊山中腹に再興され、天台宗より黄檗(おうばく)宗に改宗された。本尊、十一面観世音菩薩は寄木造で、像高1.8m、江戸時代初期の作である。他に普賢(ふけん)菩薩や平安時代の銅鏡が保管されている。霊山参道周辺には石仏が並び、平成8年3月7日に県の天然記念物に指定されたオハツキイチョウは幹のまわりが4.2mもある大木で、弁財天を祭る池の水面に映る風景は美しい。
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◆ 西光寺 Saikoji Temple
本尊の木造阿弥陀如来座像は、寄木造の座高89cm荒彫で肩幅が広く、肉身も厚く、膝前で組んだ足先が腹の方へ向かうなど、平安時代後期の中でも早い時期の作風を示している。昭和45年2月27日に県文化財に指定されている。また、寺の墓地には中世から近代にかけた古い墓碑が多く見られる。
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◆ 徳永寺 Tokueiji Temple
天正10年(1582)6月2日本能寺の変の折、徳川家康が泉州堺から三河に帰国の途中、当寺で一泊し、そのお礼に田畑を与え葵紋の使用を許したといわれる。境内には市文化財の石造宝篋(きょう)印塔(南北朝時代)、梵鐘(ぼんしょう)、鐘楼(亨保3年〈1718年〉)がある。
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◆ 阿弥陀寺 Amidaji Temple
当寺の石造五輪塔は、総高2.38mで鎌倉時代後期のものである。白色花崗岩の色が清楚で破損摩滅は無く、市の文化財に指定されている。山門の形式は薬事門といわれ、宝篋印塔には応長元年(1311年)の銘が見られる。
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